はじめてのオオムラサキ日記

何の知識も経験もない者が、ひょんな事からオオムラサキの飼育を始める事になりました。このブログは、その観察日記としてはじめたものです。

ブログの引っ越し

オオムラサキの飼育に関する個人的な本ブログですが、この度「市川にオオムラサキを生息させる会」のホームページをリニューアルするにあたり、新ホームページ内のブログに引っ越しをすることになりました。 大変拙い内容でしたが、今後はNPO法人としての活…

教育支援実践研究交流会

昨年の3月に予定されていて、結局コロナのために中止になってしまった「教育支援実践研究交流会」が、ZOOMによるオンラインで本日開催され、「市川にオオムラサキを生息させる会」の代表として提案してきた。 <日程> 0:00~ 0:50 受付13:00…

はじめての標本作り

7月上旬に羽化したオオムラサキが今日その命を全うした。以前にも書いたが、今年は幼稚園に手持ちの幼虫を分けてしまったので、結局2頭しか我が家では羽化していない。はじめの1頭は比較的短い命だったが、2頭目は1か月近く生き抜いてきた。 個体差と言…

小学校でのオオムラサキ(紹介)

今月の19日から21日にかけて、様々な場所でオオムラサキの羽化が始まったようだ。この22日(月)には、配布先の小学校の校長先生から「オオムラサキが羽化しました!」というお電話をいただいた。 市川市内の2つの小学校に幼虫を配布したが、どちらの…

今年も羽化に成功!

8日にさなぎとなっていたオオムラサキが今日羽化した! 昨年は、5月下旬に羽化したが、いつもより早いと言われていたので、今年は例年並みという事だろうか? 成虫は明るいところを好む性質があるのか、必ずと言っていいほど、飼育小屋のネットの上部にと…

令和2年最初のサナギに!

今年になって初めて1頭がサナギになった。関東はここ数日真夏日が続いており、この暑さとも関係があるのかも知れないが、昨年も5月末にはサナギになっていたので、そういう意味ではほぼ例年並みなのかも知れない。 これから約2週間ほどで羽化すると思われ…

小学校への学習支援活動

先日、このブログで紹介したアカボシゴマダラチョウは、結局ほんの4~5日のはかない命であった。オオムラサキと同じで羽化してからは、飼育小屋の上の方にとまっている事が多かったので、キウイなどを半分に切ったものを置いておいたが、残念なことに短い…

アカボシゴマダラチョウの羽化

かねてよりアカボシゴマダラチョウではないかという疑念を抱いていたが、いざ羽化してみると赤い斑点がない!あれ!ということはゴマダラチョウ? ところがよく調べてみると、越冬して春に羽化したアカボシゴマダラチョウは、白化型といって白い個体で産まれ…

オオムラサキ 五齢幼虫に!

オオムラサキは、エノキの葉の上で過ごすことが多くなり、何頭かは脱皮して五齢幼虫になったと思われる。葉を食べた後も見られるが、まだじっとして過ごしている事が多い。 昨年は7~8頭しかいなかったが、今年は少なくとも20頭程はいるはずである。今後…

オオムラサキ、ネットを登る!

昨日(4月30日)あたりから、急にオオムラサキの活動が始まった。今までほとんど動きが見られなかった訳だが、7~8頭が飼育小屋のネットに沿って登ってきてしまった。中には、ネットの外側に登ってきたものもいた。 先日、幼虫をいただいた際に、エノキ…

オオムラサキをエノキの幹に!

先週このブログをアップしてから、1週間でエノキがこんな状態に! 写真の右上に少し映っているアカボシゴマダラチョウ(?)と思われる幼虫に、一気にエノキの葉が食べられてしまった。身体も大きくなってきて、もうすくサナギになるのではないかと思うほど…

アカボシゴマダラチョウ疑惑?

アカボシゴマダラ? その後、結局4頭の幼虫を確認することができたが、色々調べてみるとオオムラサキではない可能性が浮上してきた。その理由が、次の資料である。 エノキを食草とする昆虫はいくつかいるが、特に「オオムラサキ」「ゴマダラチョウ」「アカ…

令和2年春

令和2年になって初めてのブログの更新となる。いつの間にか、世の中はコロナウイルスの影響で、パンデミックだのクラスターだの非常事態宣言だので大騒ぎになってしまっているが、本日我が家のエノキに2頭のオオムラサキの幼虫を発見した。 4月の後半かと…

冬支度を始めました!

朝晩結構冷え込むようになり、1日の最低気温が10℃を割り込むことも多くなってきました。越冬幼虫は、11月になると自分で木の根元に降りて、落ち葉にはりついて冬を過ごすそうです。残念ながら我が家のエノキは、葉が小さく隠れ家になる程のスペースが見…

身体の色が茶色くなってきました!

今年は9月以降、大きな台風が何度も上陸・接近したりで、自分の住む千葉県は大きな打撃を受けました。猛烈な風により屋根がとばされたり、ゴルフ場の鉄塔が倒れたり、河川が氾濫してしまったり・・自然の猛威は人々の生活を一変させました。 また、昨日は接…

新しい住処への引っ越し

オオムラサキの卵を頂いたのが7月上旬でしたので、約2か月以上が経過しました。 この間、エノキはずっと変えていなかったのですが、さすがにかなりの葉が無くなってきたので、新しいエノキに引っ越しさせる事にしました。 1.できるだけ自然に引っ越しし…

幼稚園・小学校における飼育小屋の設置

「市川にオオムラサキを生息させる会」において、特に重要な意味を持つ活動として、幼稚園や小学校における飼育活動の支援というものがあります。昨年までは、市内の幼稚園2園、小学校2校に対してオオムラサキの幼虫やエノキの苗木等を提供し、学校の教育…

元気です!

ブログの投稿がご無沙汰してしまいました。 その後、20頭のオオムラサキは元気にこの夏を乗り切りそうです。5月~6月の頃程ではありませんが、エノキの葉を良く食べ、体長も1cmを超えるようになってきました。これから、徐々に気候が涼しくなっていき…

新たな生命の誕生です!

受精卵をいただいた後、数日旅行に出かけましたので、その後の観察ができませんでしたが、帰ってきてびっくり!葉は完全にひからび、卵も白くなってしまいましたので、直感的に「あっ、これは全滅した!」と思っていました。 ところが、いつものように成虫の…

受精卵を頂きました(^^♪

昨日(12日)村井先生とともに、東金の秋葉さんのところに伺い、オオムラサキの受精卵を頂いてきました。秋葉さんは東金市在住の農家の方ですが、以前からご自宅でオオムラサキの飼育を続けている方で、幼虫を提供して頂いたり、育て方のノウハウを教えて…

産卵シーンを目撃!

昨日の産卵に続き、今日はまさに産卵シーンに立ち会うことができました。おしりを上下に動かしながら、ゆっくりと産んでいきます。よく見ると、写真の下の方には、既に産み付けた卵が見えています。1回の産卵でどの位産むのかは分かりませんが、ほんの数個か…

はじめての産卵!

我が家のオオムラサキも残すところ後3頭。毎日のエサにもよく群がり、今までで一番元気で長生きしているように思います。ただ、産卵についてはもうあきらめていたのですが、今日暴風ネットのところに産み付けられた卵を発見しました。おとといは雨降りでし…

ハンドペアリング

昨日、村井先生と一緒に市川市自然博物館の金子学芸員のところにお伺いして、オオムラサキのハンドペアリング(人工交配)をお願いしました。やり方は、オスとメスの腹部を直接触れ合わせながら、刺激していきます。オスの把握器と呼ばれる爪のようなものが…

残念な結果!

先日の朝、仕事に出かける前に飼育小屋を覗きにいったところ、今まさしく羽化しようとしているオオムラサキを発見!あわててスマホの写真を撮りました。 ところが、その日の夕方仕事から帰って、あらためて覗きにいってみると、朝と同じ姿勢のままなのです。…

果物がお気に入り?

新たに羽化したオオムラサキの飼育が始まりました。エサは村井先生に教わったり、ネットで調べたりした結果、果物(バナナ、キウイ、パイナップルなど)とカルピスを用意しました。 しばらくの間は、食事の様子は見られませんでしたが、今朝はじめて1頭がバ…

突然の旅立ちと新たな生命!

一昨日2頭の羽化を喜んだのも束の間、昨日の朝1頭、そして夕方もう1頭が死んでしまいました。あまりにも、突然でしたし、さあこれからという時だったので、残念でなりません。 実は、拙宅の前は道路をはさんで、梨畑があるのですがここ数日、農薬の散布を…

新たなステージへ!

羽化してしばらくは、あまり動きがなかったのですが、昨日あたりから日中は羽をバタバタしたり、飛び回る等の動きが出てきました。お互いの存在を確かめるように、触覚で探り合うような仕草も見られました。本当は3頭羽化したはずなのですが、なぜか1頭の…

はじめての羽化!

昨日、さなぎの色が濃紺色に変わってきたので、そろそろかなと思っていたところ、今朝無事に羽化しました。しかも、2頭も! おそらく、今月の17日~19日にかけてさなぎになったものだと思われるので、約2週間ほどで羽化したことになります。村井先生の…

すべてのオオムラサキがさなぎに!

きのうあたりから動きの止まっていた最後の2頭が、今朝さなぎになりました。これで、いただいたオオムラサキの幼虫は、6頭全てさなぎになったことになります。 ただ、今まではエノキの葉の上でさなぎになっていましたが、この2頭は丁度いい葉がなかったた…

エノキの新葉!

オオムラサキに、ほとんどの葉を食べられてしまっていたエノキに新葉が出てきました。今まで、植物の発芽は見たことがありましたが、このように新しい葉が生まれてくる姿を、まじまじと観察した事はありませんでした。それも、ほんの数日のうちにみるみる開…