ハンドペアリング
昨日、村井先生と一緒に市川市自然博物館の金子学芸員のところにお伺いして、オオムラサキのハンドペアリング(人工交配)をお願いしました。やり方は、オスとメスの腹部を直接触れ合わせながら、刺激していきます。オスの把握器と呼ばれる爪のようなものが開いて、メスの腹部をつかんで交尾するらしいのですが、今回は残念ながら上手くいきませんでした。
ただ、今回金子先生とお話をしながら、つぎのような方向性を確認することができました。
1.今後、自然博物館の方でもオオムラサキの繁殖に取り組んでいただけること
2.オオムラサキの飼育には、たくさんのエノキを必要とする事から、自然博周辺
に自生するエノキやエノキの種を採取して、今後の飼育に役立てていくこと
3.現時点では、学校や幼稚園におけるオオムラサキの飼育については、幼虫から羽
化までを中心として児童の教育に役立てていただくこと