はじめてのオオムラサキ日記

何の知識も経験もない者が、ひょんな事からオオムラサキの飼育を始める事になりました。このブログは、その観察日記としてはじめたものです。

はじめての標本作り

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 7月上旬に羽化したオオムラサキが今日その命を全うした。以前にも書いたが、今年は幼稚園に手持ちの幼虫を分けてしまったので、結局2頭しか我が家では羽化していない。はじめの1頭は比較的短い命だったが、2頭目は1か月近く生き抜いてきた。

 個体差と言う事もあるのだろうが、外敵がおらずエサ(我が家ではキウイを多く与えてきた。)にも恵まれていたためか、長生きした方だと思う。

 こうやって育ててきたオオムラサキだが、結局(人間が)狭いケージの中で一生を過ごさせているわけで、今年はせめて生きた証として「標本」にして残す事にした。

 ところが、昆虫標本を作る事も初めてなので、まずは通販で最低限の準備をしておいた。用意したのは、次の3つである。

1.展翅版

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 これは、蝶の標本を作る時に、この板に蝶の羽の形を整えて、専用の展翅テープで押さえて乾燥させるたものものである。手作りでもできるというが、初めての事なのでとりあえず購入する事にした。

2.展翅テープと昆虫針

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 この他に標本箱も合わせて購入した。実際に作業に入ると、他にも必要なものがある事が分かってきたが、今回は今ある物で取り組むことにした。

 

 上の写真を見ていただければ分かるように、夕方確認した時点ですでに前翅の一部が欠損していた。正確な昆虫標本を作ることが目的であれば、生きている状態で標本にするのだろうが、自分の場合は前述したように「生きた証」としての標本作りであるので、これで良いと思っている。

 ただ、技術的には全くの初心者で、これで形が整ったとは到底思えないが、はじめての標本ということでご容赦いただきたい。

 なお、この後乾燥させるわけだが、およそ2~3週間かかるそうなので、その頃標本箱に入れて、この作業は完了となる。